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私のおススメの1冊

「私のおススメの1冊」のページは、助産師教育に携わる教員が今までに読んだ様々なジャンルのおススメ本を紹介するページです。リレー形式でつながっていく予定です。みなさまのところにご依頼がきましたらぜひとっておきの1冊をご紹介くださいませ。

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す

著者:三砂ちづる
出版社:光文社新書
本のカテゴリー:助産教育の参考に

日本の昔話に出てくるオニババや山姥(やまんば)について筆者は、「性と生殖に関わるエネルギーの行き場を失った更年期女性」のことであろうと述べています。女性として生まれて、月経や性経験、出産といった女性性に大切に向き合うことができないとある時期においてつらい思いをすることになるのではないか。リプロダクティブヘルスの専門家として助産師である私達が、人生の各期において女性が「自分のからだの声」を聴き、幸せなセクシュアリティを経験できるために、どのように関わるべきかのヒントがたくさん盛り込まれたたいへん面白い1冊です。

関西医療大学保健看護学部保健看護学科 講師
有馬 美保
2017.04

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子宮力

著者:進 純朗
出版社:日本助産師会出版
本のカテゴリー:妊産婦ケアの参考に

人類が誕生し、多くの祖先からずっとずっと育んできた、子宮が本来持っている産む力、「子宮力」について科学的に分かりやすく書かれています。子宮(ハイテクな臓器)の謎に迫りながら子宮力をアップさせるヒントが書いてあり、これから出産を迎えるすべての女性がこの本に出会ってほしいと感じました。女性が持つ「子宮力」を全うさせるためには「子宮力」を最大限に引き出すことが必要です。そのために、私たち助産師は何をするべきなのか、出産を迎える女性達に何を伝えていくべきか考えさせられます。この本から子宮の力、女性の力、人間の力と生命の力を改めて実感する一冊です。

神戸市看護大学 助教
有本梨花
2017.01

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想像する力 チンパンジーが教えてくれた人間の心

著者:松沢哲郎
出版社:岩波書店
本のカテゴリー:助産教育の参考に

人間の心や行動の進化的起源を探る「比較認知科学」という新しい研究領域を開拓された松沢哲郎先生が、「遺書のつもりで書いた」とされる本です。チンパンジーにはない人間の本質は『想像するちから』、そして人間にとって大切なのは『心、ことば、きずな』。そのことを30年以上に渡るチンパンジー研究の成果から、分かりやすく説明されています。チンパンジーの親子関係、子育てや社会のありようから、私たちの教育のあり方、子育てを支える者としてのあり方を考えさせられます。

千里金蘭大学 看護学部 講師
野原留美
2016.09

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産後が始まった!夫による、産後のリアル妻レポート

著者:渡辺 大地
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー
本のカテゴリー:妊産婦ケアの参考に

脱サラして産後の家事サポート事業を展開する2児の父が、自らの妻の産後を観察した産後日記です。父親の視点から母親の日々の育児の観察で見えてくる男女の感じ方の違いをわかりやすく漫画で教えてくれます。子煩悩で素敵なパパになったと思っていた著者が、実は父親としても夫としても全く役割を果たせていなかったことを知らされ、愕然とするところから始まります。そして産後の関わりを通して母親をサポートする重要性について気づいていきます。助産師として働く上で、産後は夫として妻への精神的なサポートが重要であるということを楽しく再認識できる一冊です。

北海道立旭川高等看護学院 助産学科 講師
山中千晴
2016.06

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哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎

著者:酒井 仙吉
出版社:講談社
本のカテゴリー:助産教育の参考に

現在、地球上でもっとも繁栄している生物、哺乳類。生物にとって最も重要なのは、子孫を確実に残すこと。その繁栄のカギは「乳」というシステムにあった。水中を追われ、陸上に逃げ出した生物がどのように体の仕組みを変え、どのように子育てや子作りの方法を開発するに至ったかということ、哺乳に関するさまざまな生理学的・生化学的現象を解説し、爬虫類から進化した初期哺乳類がどのようにして乳腺の原基を獲得していったかを説明している。また、生命進化や動物の進化の歴史を丹念にたどり、哺乳類、そして人が生物の頂点に達するまでの壮大な進化が書かれた本です。

近畿大学附属看護専門学校 助産学科 教員
楠元 葉子
2016.04

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助産力

著者:進 純郎 岡本 喜代子
出版社:日本助産師会出版
本のカテゴリー:助産教育

おススメのコメント:助産力―それは臨床の場で助産を実践する力のこと。この助産力を表わすキーワードがびっしりと詰まっています。著者の先生方の長い経験知と深い科学知から語られるその内容には説得力があり、そのどれもが私の中にストーンと落ちてきました。著者の先生方のように、「助産力を自分の言葉でしっかりと語ることのできる助産師になりたい」と思いました。助産基礎教育に携わる者にとっての必読書です。

兵庫県立総合衛生学院 助産学科 教務主任
奧 陽子
2016.01

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人生で一番役に立つ言い方

著者:小林弘幸
出版社:幻冬舎
本のカテゴリー:
対人コミュニケーションの参考

一瞬で相手のやる気を引き出すことができたら、毎日が楽しくなるとは思いませんか?それには相手のやる気を引き出す「言い方」が重要です。言いたいことがうまく伝わらずに相手を不快にしてしまった経験は、誰にでもあることではないでしょうか。うまく言えないときは「自律神経が乱れている」とこの本は教えてくれています。自分自身の自律神経を意識しつつ、言い方によって相手の自律神経を整えていく・・・そんな方法を教えてくれる一冊です。

佐賀県立総合看護学院 助産学科 教員
平尾幸恵
2015.10

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京都花街 人育ての極意 舞妓の言葉

著者:西尾久美子
出版社:東洋経済
本のカテゴリー:
助産教育の参考に

この本は、舞妓さんのキャリア発達研究をもとに書かれています。他職種の人々が、どうやって一人前になるのか、知っているようで知らない世界の話。「プロとしてしなやかな自分の芯を作ることができるように...」私たちの職業にも共通することだと直感的にご理解いただけるでしょう。高信頼性組織だからと、私たちの職業を「特別」という言葉で囲うのではなく、他での伝統的な育ちを参照するのもよいのではないでしょうか。今、私たちは人を育てる「場」を仲間と協働して作る必要に迫られています。組織全体で「人を育てるための巧妙な仕組」を考えるヒントとなる一冊です。

日本赤十字社助産師学校 教務主任
萩原 直美
2015.6

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アフリカの詩

著者:徳永瑞子
出版社:クオリティケア
本のカテゴリー:
助産教育の参考に

「私のアイデンティティは助産師!」と言い切る筆者だが、もう一つの顔は、20年以上にわたり中央アフリカ共和国でHIV/エイズ患者を対象に活動を続ける「NGOアフリカ友の会」の代表である。助産師免許取得後、わずか10か月間のみ日本の病院で働きアフリカに飛んだ。その後は片足をアフリカ、もう片足を日本に置き、本当のアフリカを発信し続けている。同書には、筆者の詩と自らが撮影した子ども達の写真が掲載されている。「アフリカのお産は家族のお祭りなのです」など、どんな場面も一言で語る表現力がすごい。常に行動することによって世界に働きかけている助産師の先輩の言葉から、目指すべき助産師の器に広さがみえてくる。

東京医療保健大学大学院看護学研究科 高度実践助産コース 講師
加藤 章子
2015.3

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イスラームと慈善活動―イランにおける入浴介助ボランティアの語りから

著者:細谷幸子
出版社:ナカニシヤ出版
本のカテゴリー:
質的研究(フィールドワーク)の一助に

日本で看護師としての経験をもつ著者が、足掛け10年にわたるイラン・イスラム共和国(以下イランとする)での調査からイランにおける社会福祉と慈善活動との関係を記述した書である。本書は、慈善団体が運営する施設で自ら入浴介助ボランティアを行って得たフィールドノート、同時に法律、統計データ、省庁からの刊行物からの情報も綿密に分析されていることが特徴である。  外国で調査をするということだけも困難が伴うことは想像に難しくない。しかし、文中にある語りから著者が人々とどのような関係を築いていたのかが想像できる。私たちは医療職の中で「対象の一番近くにいる」ことになっているが、はた「調査」となった時はどうだろうか?と自問をしたくなった、そんな一冊である。

東邦大学看護学部 家族・生殖看護学研究室 准教授
松永 佳子
2014.12

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産後ケア なぜ必要か 何ができるか

著者:福島富士子 みついひろみ
出版社:岩波ブックレット
本のカテゴリー:
産後ケア、地域母子保育

かつて助産師は、地域の中で母子保健の最前線で活動をしてきた。産む、生まれるのケアだけでなく、家族の心身の健康を守ってきた。  「産後ケア」と問いきて、眉をひそめる人もいるかもしれない。しかし、そんな人にこそ読んで欲しい。筆者は産後ケアの核は母子間の愛着形成を促すケアだと言う。産褥期から母親が心身ともに健やかに、子を産み育てていくための支援。それはまさしく、助産師の高い専門性により現代社会の諸問題に大きく寄与できることであると思う。  この本を読んで、「温故創新」という言葉が降りてきた。諸先輩の大切な知恵を守りながら、現代に必要なケアを創造していく。そんな素敵な「さあ!始めよう」を後押ししてくれる本である。

元 長崎市医師会看護専門学校 助産学科 教員
現 産前産後ケアセンター 東峯サライ 副所長
浜脇 文子
2014.9

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「産む」と「働く」の教科書

著者:齊藤英和、白河桃子
出版社:講談社
本のカテゴリー:
教育、性教育、啓蒙

高齢妊婦の増加と少子化の時代に、この本のテーマである「妊活」の正しい知識を高校・大学生に普及する必要がありそうだ。衝撃的データが本書にある。妊孕性について尋ねた調査の結果、正解率は、ニュージーランドの女性では約80%であるのに対し、日本の女性は半数の約40%であった。助産師は、戦後にコンドームの普及に貢献をした。そして、中絶予防に避妊を含めた性教育にも携わっている。しかし、ライフプランニングと妊孕性の教育はどうであろう。40歳になって、自然に妊娠するはずだけど・・・・と、不妊症外来を初めて受診する女性が多いことを、この本の基となった著者らのセミナーで聞いたことがある。正しい知識の上に成り立つ、意志をもって子どもを授かるという「妊活」の啓蒙活動は女性だけでなく、必ず助産師にも福音をもたらす。助産師も担える、高齢妊婦の増加と少子化の課題を解決するための一助が書かれている貴重な本。是非一読を!

東京大学 大学院医学系研究科 母性看護学・助産学分野
講師 松崎政代
2014.6

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みる わかる 伝える

著者:畑村洋太郎
出版社:講談社文庫

助産教育の参考、対人コミュニケションの参考にもなります

伝えたつもりでもうまく伝わっていない。「分かった」と言っていたのにわかっていない。どうして?と思うことありませんか。この本は、日常の様々な「あれっ?」と思うミスコミュニケーションはなぜ起きるのかをわかりやすく解説してくれ、みる わかる 伝えるとはどういうことかを明確にしてくれます。教師として教えることの基本にもなり、日常の「あれっ?」が、「そういうことか」とすっきりできます。

徳島文理大学 助産学専攻科
准教授 鈴記洋子
2014.3

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遊郭の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて

著者:井上理津子
出版社:河出文庫

助産師の歴史、助産師のあり方を知る参考に

戦前から産婆となった前田たまゑさんの人生から、専門職業人としての産婆(助産師)の生き様が見える。

産婆は、確かな知識と技術を持って妊産婦を診て報酬を得ること、困っている女性がいれば手を差し伸べるというプロ意識の高さや奉仕の精神を学ぶことができる。母親、妻、嫁、産婆といくつもの役割をこなす魅力的な産婆の逞しさに触れることができ、読んでいると元気をもらう。

神戸市看護大学 助産学専攻科
助教 奥山葉子
2013.12

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夢をかなえるゾウ

著者:水野敬也
出版社:飛鳥新社

平凡なサラリーマンが、ガネーシャというインドの神様から出される課題を通して、成長を遂げていく話です。ガネーシャの課題は、ちまたに溢れるいわゆる成功本と言われるものに書かれている既知の事柄ばかりですが、大事なことは意識を変えることではなく行動することであることに気づかされます。

インドの神様なのになぜか関西弁であったり、自分はタバコも止められないメタボの神様。この神様と主人公の掛け合いが面白くて吹き出してしまう場面も多々ありますが、読み終えるとじんわり温かく、自分のやるべきことに向かって前向きになれる1冊です。

東京医療保健大学 助産学専攻科講師
島田祥子
2013.9

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それでも人生にイエスと言う

国際医療福祉大学大学院 助産学分野
准教授 濱嵜 真由美
2013.4

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スタンフォードの自分を変える教室

国際医療福祉大学大学院 助産学領域
沼澤 広子
2013.1

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『永遠の希望』エヴェレスト登山に学ぶ人生論

浜松医科大学 助産学専攻科
講師 武田 江里子
2012.11

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いのち 仕上げの名台詞

三重大学医学部看護学科 母性・小児看護学講座
助教 山田奈央
2012.10

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新装版画文集 炭鉱(ヤマ)に生きる 地の底の人生記録

三重大学 医学部看護学科 母性・小児看護学講座
准教授 井関 敦子
2012.7

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『感じる科学』

京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻
助教 山口琴美
2012.4

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「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」
「9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ」

大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
助教 東田有加
2012.3

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