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会長挨拶

公益社団法人 全国助産師教育協議会 会長 井村真澄

 皆さま、こんにちは。会長
 2015(平成27)年度定時社員総会にて新しい理事会が発足し、全国助産師教育協議会会長に就任いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 全国助産師教育協議会の前身は、1995(昭和30)年の厚生省と文部省主催による「助産婦学校長・養成所長会議」に遡ります。その後「全国助産婦学校長会議」として継続発展し、1965(昭和40)年に「日本助産婦教育協議会」が設立されました。爾来50年、助産師教育の向上と発展に努め、(平成22)年には先輩諸氏の多大なご尽力により公益社団法人となりました。 本会は「全国の助産師教育の向上と発展を図り、これにより女性・母子とその家族及び社会に貢献すること」を目的として、(1) 助産師教育の質の向上・環境整備に関する事業、(2) 助産師教育関係者のための研修事業、(3) 助産師教育機関相互の協力及び国内外の関連団体の協力と連携等の活動を展開しています。
 さらなる50年に向けて新たな第一歩を踏み出した本会は、質および量ともに十全な助産師育成を目指して、「助産師教育における将来構想ビジョン2015」(PDF:189KB)」を策定しました。ビジョンの3本柱として、【ビジョン1】助産師教育期間は、看護基礎教育の基盤の上に2年とする.【ビジョン2】学生の実践能力を向上できる実習環境を確保する.【ビジョン3】助産師教育の質保証に貢献できる教育者の能力向上を促進する.ことを提案しています。(詳しくは「助産師教育における将来構想ビジョン2015」(PDF:189KB)をご覧ください。)
 これらは、少子超高齢化を背景に、女性・子ども・家族を取り巻く課題が山積する現代日本社会の中で、地域社会や生活の場においても、高度化する医療の場においても、つねに対象者とともに在り、女性の生涯にわたる健康と男女のリプロダクティブヘルス・ライツを護り、安全で安心な妊娠・出産・育児を支え、エビデンスとナラティブに基づく助産ケアを提供し、課題解決のために必要な社会変革を起こすことのできる助産師を輩出するためには、必要不可欠な達成課題であると考えています。 本会は、国際助産師連盟(ICM)が世界基準として示した「専門職としての助産師教育のためのモデルカリキュラム」(2010)を重要な指針ととらえ、将来を担う日本の助産師にとって望ましい基礎教育課程・教育年限・教育内容・卒業時時到達レベル達成度を検討して改善に取り組みます。同時に、助産学生が実践科学としての助産学の学修を深化させ、高度な状況判断能力と助産ケア実践力を獲得できる物理的・人的実習環境の整備を戦略的に推進します。さらに、助産師教育の根幹を支える助産教員数の増加と能力向上を支援するとともに、助産教員が疲弊せずに活き活きと活動できるための臨床との連携システムも推進したいと考えています。
 本会は、専修/専門学校、短大、大学、大学別科、大学専攻科、大学院/専門職大学院と多様な助産師教育課程を持つ教育機関から構成されています。理事会は会員校の多様性を十分に認識しつつ、大局的見地から本会の第一のゴールであるサービスの受益者にとって最良の助産ケアを提供できる助産師教育の充実を図ってまいります。ビジョン達成に向けた変革プロセスにおいては、会員各位、各方面からのご意見を頂き、議論を重ねながら、目標達成に向けた大胆な道筋と丁寧な具体的方略を策定したいと考えています。
 全国7地区の会員校の皆さま、7名の地区長、7つの委員会、昨年度機能集約強化を図った助産師教育研修研究センター、個人会員の皆さま、理事会メンバーが一丸となり、オールジャパンの有機的組織体として発展的に活動できることを願っております。
本会の目的と活動にご賛同頂ける教員の皆さま、教育機関の皆さまの新たなご加入をお待ちしています。また、関連行政機関および諸団体のご理解とご指導・ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
「助産師教育における将来構想ビジョン2015」(PDF:189KB)

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